【アトロク】池澤春菜さんによるオススメ本紹介2「2018年ベスト小説編」〈おすすめラジオトピック〉

いちど聴いたら、たちまちその本が欲しくて堪らなくなること間違いなしのプレゼンです。

2018年12月のアフター6ジャンクション(TBSラジオ)にて、声優でエッセイストの池澤春菜さんが2度目の登場。この回は「今年(2018年)のベスト小説」をテーマに本を紹介しています。

初出演のまとめはこちらから。

【アトロク】池澤春菜さんによるオススメ本紹介1「初出演編」〈おすすめラジオトピック〉

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池澤春菜さんによるオススメ本紹介2「2018年ベスト小説編」

番組名アフター6ジャンクション
放送局TBSラジオ
放送日2018年12月11日
タイトル【アーカイブ】アフター6ジャンクション カルチャートーク:池澤春菜さん(今年のベスト小説)
時間約17分
URL[ラジオクラウドURL]https://nhsw9.app.goo.gl/7q8SspQosxf9ct3q8

紹介された本と、コメントの要約

「IQ」(ジョー・イデ)

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書名IQ
シリーズハヤカワ・ミステリ文庫
著者ジョー・イデ
出版社早川書房
本体価格1,060円+税
商品コード978-4-15-183451-6

ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは“IQ”と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の相棒の口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった!奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは―。新たなる“シャーロック・ホームズ”の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!
-内容(「BOOK」データベースより)

放送時の要約

この本はミステリー小説。ミステリーは”謎”の面白さもさることながら、探偵にどれだけ魅力があるかも重要。

本書の主人公はアイゼイア・クィンターベイ、頭文字をとってIQと呼ばれている。彼はアフリカ系アメリカ人で、ある贖罪のために周りの人を助け始める。それが評判を呼び、ある黒人有名ラッパーの暗殺未遂事件に関わることになる、というのがあらすじ。

IQはとても怜悧(れいり)で、冷静で、論理的。だけどちょっとお人よしなところが良い。

著者のジョー・イデさんは日系アメリカ人。書いている内容は黒人コミュニティそのもの。なぜなら著者も貧しい家の出身で、黒人コミュニティの中で暮らしている、だから魂を持っている。書いていることに嘘が無く、生き生きとした人々の生活が描かれている。

「アイアマンガー3部作」(エドワード・ケアリー)

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書名堆塵館
シリーズアイアマンガー3部作(1作目)
著者エドワード・ケアリー
出版社東京創元社
本体価格3,000円+税
商品コード978-4-488-01055-3

19世紀後半、ロンドンの外れの巨大なごみ捨て場。幾重にも重なる屑山の中心に「堆塵館」という巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、一生涯肌身離さず持っていなければならない。15歳のクロッドは、聞こえるはずのない物の声を聞くことができる変わった少年だった。ある夜彼は屋敷の外から来た召使いの少女と出会う。それが一族の運命を大きく変えることに…。『望楼館追想』から13年、作者が満を持して贈る超大作。
-内容(「BOOK」データベースより)

放送時の要約

良く知った素材で良く知った調理法なのに、全く知らない美味しさになっている料理ってある。このアイアマンガー三部作はまさに、良く知っている素材を使って全く知らない物語を作り上げている。

舞台は18世紀のロンドン。ここまでは普通だけれど、本書の異なるところは街の外に巨大なゴミ捨て場に巨大な屋敷があること。そこに住んでいるのがアイアマンガー一族。

本書の特徴は著者のエドワード・ケアリー本人が挿絵も書いていること。なので文章を読むと絵が浮かび、絵を見ると文章が浮かぶ、凄まじい相互作用で想像力が一気に沸き立つ。

「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」(ケン・リュウ/編)

書名折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー
シリーズハヤカワ文庫
著者ケン・リュウ/編 中原尚哉/他訳 陳楸帆/〔ほか著〕
出版社早川書房
本体価格1,000円+税
商品コード978-4-15-012253-9

天の秘密は円のなかにある―円周率の中に不老不死の秘密があると聞かされた秦の始皇帝は、五年以内に十万桁まで円周率を求めよと命じた。学者の荊軻は始皇帝の三百万の軍隊を用いた驚異の人間計算機を編みだす。劉慈欣『三体』抜粋改作にして星雲賞受賞作「円」、貧富の差で分断された異形の三層都市を描いたヒューゴー賞受賞作「折りたたみ北京」など、ケン・リュウが精選した7作家13篇を収録の傑作アンソロジー。
-内容(「BOOK」データベースより)

放送時の要約

現代中国SFのアンロソジー。中国SFのおいしいところ全てを集めた1冊になっている。

内容はバリエーションが豊かで、SFの直球もあれば変化球も、ユーモア、ペーソス(哀愁、といった意味)もあり、抒情的なものもあれば妖怪譚まで。

今の中国だから書ける、現代中国を風刺した話もある。

アンソロジーの良いところは自分の好きな1本が見つかること。そこから作品、テイスト、作家を掘り下げる導入にもなる。まずはどんな話が自分の好みに合うか、それを探してみていただきたい。

まとめ

この放送では2018年のベストということで、翻訳ものをドドンと紹介しています。

今回も「IQ」(この記事の時点で2巻も出ています)と「折りたたみ北京」をたまらず購入。どちらも良いものでした。

池澤春菜さん推しのエドワード・ケアリーはぜひ読みたい!のですが、ちょいとお高めなのですよね(3冊で約1万円)。でもいずれ紙の本を手に入れなければ、と思っています。

ということで、池澤春菜さんによるおすすめ本紹介の要約でした。ここでは内容の一部を要約しただけなので、ぜひラジオクラウドで放送内容をチェックしてみてくださいね。

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【アトロク】この書評が凄い!池澤春菜さんの出演回をまとめました<おすすめラジオトピック>

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