「M-XT3DRBK」レビュー/ELECOM製トラックボールの実力は?使用時の注意点も紹介

片手で様々なパソコン操作ができるトラックボール。一度使うとクセになる便利アイテムですよね。

そういう私も、ロジクールのトラックボールを使っていました。しかし、長期間の使用により感度が低下してきたため、ELECOMのトラックボールに買い替えてみました。

ということで、ここではELECOMのトラックボールM-XT3DRBKの基礎情報と使用時の注意点を紹介していきます。

エレコム「M-XT3DRBK」レビュー

商品概要

商品名 トラックボール M-XT3DRBK
メーカー エレコム
ボタン数 6個(ホイールボタン含む)
パソコンとの接続 ワイヤレス(レシーバー付属)
電源 単三電池 × 1本
操作 親指タイプ

「トラックボール M-XT3DRBK」(以下、M-XT3DR)はパソコンサプライの大手メーカーのエレコムが発売しているトラックボール。親指で操作する方式で、トラックボールに必要な機能は一通り備えているエントリーモデルです。

Column トラックボールとは

トラックボールはマウスと同じパソコン入力装置の一つ。マウスにボールがくっついている形状が特徴的です。ボールを転がすことでパソコンのカーソルを動かします。

これはトリビアですが、実はトラックボールは1940年代後半には開発されていた技術のようです。わたしは比較的新しい技術だと思っていたのでこれには驚きました。

トラックボールは、英国王立海軍科学部隊で働いていたときにラルフベンジャミンによってComprehensive Display System(CDS)という名前の第二次世界大戦後のレーダープロッティングシステムの一部として発明されました。[2] [3]

~中略~

ベンジャミンは、より洗練された入力デバイスが必要であると感じ、1946年にこの目的のためにローラーボール[2]と呼ばれるボール追跡システム[2] [3]を発明しました。

-Wikipedia(英語版)より抜粋

「M-XT3DR」のレビュー

ここからは実際に「M-XT3DR」のレビューを紹介していきます。

トラックボールの中で最高のコストパフォーマンス

 

「M-XT3DR」は他社のトラックボールに比べて圧倒的なコストパフォーマンスが魅力。
スイスのメーカーLOGITECHのMX-ERGOは15,000円を超えることを考えると、3,000円前後で手に入れられるエレコムのトラックボールのコスパの高さが際立ちます。

ただし、価格相応の梱包になっている点には留意が必要です。

箱は簡素ですが、中身はしっかりと保護されています。

操作感も良好

コスパにおいては文句なしの「M-XT3DR」ですが、Amazonのカスタマーレビューでは辛口のコメントも見かけます。多くがポインターの精度について、つまりはボール部分に関する不満があるようです。

わたしの場合も使い始めは球の周り具合が滑らかにいかず、少し後悔していました。ですが、数日使用しているうちに馴染んできたのか、問題なく使えるように。あくまで個人の事例ですが、操作性以外の問題点で挙がっていた「ホイール使用時の挙動がおかしい」「ポインターが飛ぶ」といった事例は発生していません。

また、あわせて交換用の赤いボールの評判が良かったので、こちらも試してみました。

こちらもしばらく使っていましたが、正直なところ劇的な変化はありません。「黒球よりは操作しやすくなったかな?」という感じ。より正確性を求める人は交換を検討してみてもいいかもしれません。

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「M-XT3DR」使用時に注意したいこと

コスパも良くて操作性も良好な「M-XT3DR」ですが、使用する際に注意したいことが3点あります。

まず一つ目がトラックボールの設定をハイスピードモードに設定すること。「M-XT3DR」の裏側にある電源ボタンの項目をH(一番右)にしましょう。ちなみにLはローエナジーモード(省電力モード)。ただし、元々トラックボールは電池の持ちが良く、ハイスピードモードでも170日以上持ちます。ですので、ローエナジーモードに設定する必要はなさそう。

↑ボタンを一番右側に設定するだけでOK

2つ目の注意点がエレコムのマウスアシスタントというソフトウェアの使用。付属のレシーバーをパソコンのUSBに差すだけで使い始められますが、それではボタンのカスタマイズができません。

↑各ボタンのデフォルト設定の変更が可能です

ソフトウェアはエレコムの公式ホームぺージから無償でダウンロードできます。この記事の最後にダウンロードページのリンクも貼っておきますので、必要であればそちらからどうぞ。

3つ目の注意点は、マウスカーソルの速度を遅めに設定しておくこと。慣れている人ならば別ですが、速度を上げすぎると細かな操作が難しくなります。マウスカーソルの設定はエレコムマウスアシスタントでも、Windowsの通常設定どちらでも可能です。

まとめ

タイトル
・トラックボールの中では最高のコストパフォーマンス
・操作性も良好、しかし気になるならボールの交換をしてもいいかも
・ハイスピードモードの設定、エレコムマウスアシスタントのダウンロードも忘れずに

ここまでエレコムのトラックボールのレビューをしてきました。日本企業でこの品質のトラックボールが3,000円程度で買えるというのはとても良きことです。

マウスよりも省スペースでPC作業ができるトラックボール。初めて使う人もきっとやみ付きになると思います。

気になった人はぜひ手に取ってみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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