【レビュー】ANKER Nano II / ノートPCにも給電可!最大65W出力&わずか5cmのコンパクトな急速充電器

コンパクトで持ち運びにも適した急速充電器です。

今回はANKERから発売している「ANKER Nano II」をレビューします。

1.ANKER Nano IIについて

1-1.商品概要

商品名ANKER Nano II
メーカーANKER
ラインナップ65W/45W/30W
種類PD対応の急速充電器

ANKER Nano IIはその名の通り、従来品のANKER Nanoの第二世代充電器です。

1-2.PD対応で高出力な充電器

ANKER Nano IIはPD(USB Power Delivery)という規格に対応しており、30W~65Wの高出力な充電器。スマートフォンやタブレットに急速充電ができるだけでなく、ノートPCへの給電も可能です。

ちなみに、45Wの場合、iPad Pro(12.9インチ、第4世代)であればわずか2時間で満充電にできるようです(Anker調べ)。

1-3.GaN(窒化ガリウム)搭載による超コンパクト設計

ANKER Nano IIは高出力かつコンパクトな設計という特徴をもった充電器です。

その理由は次世代の半導体として注目されるGaN(窒化ガリウム)の採用によるもの。詳細な説明は省きますが、GaNを採用することで、従来品と比べて58%の小型化を実現しています(65Wの場合)。

2.ANKER Nano IIを実際に使って分かったメリット

私は ANKER Nano II の40W、65Wの2種類を購入しました。ここからは実際に使用した感想についてお伝えしていきます。

2-1.ノートパソコンの充電器として使える

ANKER Nano IIではノートパソコンへの充電が可能。私が実際に使用してもっともメリットだと感じたのがこの点です。

職場ではノートパソコンを会社から支給されていますが、とにかく充電器の持ち運びが億くう。とにかくデカイなんですよね。しかしPD対応のパソコンであれば従来の充電器ではなく、ANKER Nano IIとUSBコードに置き換えられます。

上はDELLの充電器とANKER Nano IIを使用した場合の比較画像です。ただUSBコードに置き換えただけですが、実際にやってみると結構感動ものです。パソコンまわりがスッキリするだけでも仕事のやる気は上向きになりますよ。

2-2.コンパクトなサイズ感で持ち運びに最適

ANKER Nano II はコンパクトで取り回しが良いデザインもメリット。従来品の高出力充電器は、通常の充電器と比べてサイズも大きく重い、という点がネックでした。

本商品はGaNの採用によりこうした従来品のデメリットを払拭。全長4.5cm、重さ112g(65Wの場合)という小型化を実現しています。

また、プラグが折り畳み式というのも良いところ。持ち運びの際にプラグが収納できるのは地味に便利。本当に細かいところですが、かゆところに手が届く感じが好印象です。

2-3.Ankerブランドの安心感

ANKER Nano IIは安全面にも十分配慮されている点もメリット。

出力数が高くなるとそれだけ気になるのが安全性です。本製品は日本国内の電気用品安全法への適合だけでなく、国際的な安全規格にも準拠。

“充電”に関するグローバル・リーディングブランドである「Ankerブランド製」という安心感もあります。

3.ANKER Nano IIの注意点

ここからは実際に使用したからこそ分かったANKER Nano IIの注意点についても紹介します。

3-1.PD対応のUSBケーブルが必須

ANKER Nano IIの使用時は、PD対応のUSBケーブルとの接続が必須。

充電器本体が高出力に対応していても、USBケーブルが対応していなければ文字通り意味がありません。商品を探す場合は「USB PD対応」で検索すると

また、ANKER Nano IIにはUSB-Type-Cで接続。USBケーブルを購入する場合は端子を誤らないように気を付けましょう。

オススメのPD対応USBケーブル

私は同じAnker製「Anker PowerLine III Flow」で機器と接続しています。しなやかなシリコン製ケーブルで、最大100Wまで対応。落ち着いたパステルカラーも気に入っています。

3-2.65WはPPS出力に非対応

30W、45W、65Wの3種類のラインナップの内、65WのみPPSに非対応という点は留意しておきましょう。

PPS(Programmable Power Supply)はUSB PDの規格。簡単に言うとPPSに対応している機器同士で接続すると、より効率的で素早い充電ができるメリットがあるのです。

つまり、PPS対応機器に対して非対応の65Wで接続した場合、スペック通りの充電能力が発揮できない可能性がある、ということです。また、実感としてはスマートフォンやタブレットであれば45Wでも十分高速に充電が可能。ですので、電子機器への充電用に購入するのであれば45Wをオススメします。

ちなみに私の場合は65Wはノートパソコンとの接続専用に、45Wではスマホ等の充電用として使い分けています。

まとめ

ANKER Nano IIは急速充電に対応した充電器です。

出力の高さだけでなく、取り回しの良いコンパクトなデザインも好印象。

価格は少々高いと感じるかもしれませんが、私はその価値が十分にあるアイテムだと実感しています。

気になった人はぜひ手に取ってみてくださいね。

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