過去のラジオ番組を聴きなおせるラジオクラウドというアプリがあります。
わたしは、毎日3時間以上ラジオ番組を聴いているヘビーリスナーですが、ラジオはエンタメから時事問題、カルチャーといった様々な情報と出会えるのが良いのです。
そして、ラジオを聴くときに併用しているのがラジオクラウドというアプリ。このアプリを活用することで、ラジオがもっと楽しく、様々な知見をより深めることができるんです。
ということで、ここではラジオクラウドの概要やラジコとの違いを紹介。具体的な活用例もお伝えしていきます。
ラジオクラウドを活用してラジオをもっと楽しむ方法
ラジオクラウドとは
ラジオクラウドは過去のラジオ番組やオリジナルコンテンツを聴くことができる音声アプリです。
利用料等は掛かりませんが、利用の際にはユーザー登録が必要になります。
気に入った番組はスマートフォンに保存することもできます。
出典:ラジオクラウドチュートリアルより
アプリストアで「ラジオクラウド」で検索するとすぐに見つけることができます。
ラジコタイムフリーとの違い
ラジオアプリのRadiko(ラジコ)でも、過去のラジオ番組を聴くことができます。似た機能をもつ二つのサービスですが、ここでラジオクラウドとラジコの違いを比べてみましょう。
ラジオクラウド | ラジコ(タイムフリー) | |
期間 | 過去数年間の一部の番組 | 過去1週間以内のほぼ全ての番組 |
回数 | 何度でも聴きなおし可能 | 再生後、3時間以内なら何度でも |
音楽 | 著作権のある音楽は流れない | 制限なし |
その他 | ・アプリでの音声保存 ・再生スピード調整機能(1.5倍・2倍速) ・コーナー別のアーカイブ |
ラジコは(ほぼ)すべてのラジオ番組を放送時そのままの内容で聴くことが可能。ただし、過去1週間以内のラジオ番組が対象で、基本的には1度しか聴くことができません。
ラジオクラウドは過去数年間の放送を何度でも聴けるという特徴があります。ただし、著作権のある音楽は聴くことができません。また、全ての番組を聴きなおせるわけではありません。
わたしは、過去1週間以内のラジオ番組(特に音楽番組)はラジコでチェックし、あらためて聴きなおしたい内容はラジオクラウドで後日聴きなおす、という使い方をしています。
ラジオクラウドは元々TBSラジオクラウドという名称で、TBSラジオ専用のアプリだったのです。そんな経緯もあり、TBSラジオの番組はほとんどが聴きなおせることができますが、他のラジオ局の番組は一部のアーカイブに留まっています。
個人的にはめちゃくちゃ便利なので、ぜひ他の局にも広がってほしいところです。
なぜラジオで教養を得られるのか
ここで閑話休題。タイトルの挙げているように、ラジオで教養を得られるのはなぜか、という点を解説します。
個人的にラジオ番組は情報の宝庫だと思っています。そして、過去のアーカイブが充実しているラジオクラウドはさながら宝箱のよう。
以下にラジオを聴いていて良かったな、と感じたことをお伝えします。
新しい情報に出会える
ラジオでは自分が知らない、新しい情報に出会えるのが魅力です。例えば、わたしが聴いている「アフター6ジャンクション」という番組。ここでは「80年代のR&B」や「時代劇の基礎知識」など、特定のテーマを1時間掛けて掘り下げるコーナーがあります。
これは一例ですが、このようにラジオでは普段自分がアンテナを張っていない情報を知る機会が頻繁におとずれます。
様々な人の考え方を知ることができる
ラジオは比較的発言が自由にできる雰囲気があるのも良いところ。
例えば何かの問題を取り上げるときもフラットな議論になることが多く、様々な人の考え方や意見を知ることができます。
人との話し方や物事の伝え方の勉強になる
また、人との話し方や何かを伝えるときの勉強にもなるんです。「なぜこの人の話し方は心に響くんだろう」「相手の話を引き出すときは、この人の話し方を参考にしよう」と、聴いているだけで発見できることも多いでしょう。
音声だけで情報を伝えるメディアなので、言葉の選び方や話し方の良し悪しの差がよくわかります。
目的別!ラジオクラウドで聴けるおすすめ番組
ここでは、ラジオクラウドで聴けるラジオ番組を目的別に紹介します。
気になる番組は、「おすすめコーナー」として挙げているものから聴いてみてはいかがでしょうか。
また、ここで紹介した番組はラジオクラウドアプリで番組名やコーナー名で検索するとすぐに見つけることができます。
アフター6ジャンクション(TBSラジオ)
・ビヨンドザカルチャー
ヒップホップグループのライムスター宇多丸さんがパーソナリティをつとめる番組です。カルチャーの知見を深めたり、新しい情報を得るのにピッタリ。特定のテーマを取り上げるビヨンドザカルチャーというコーナーは、メジャーからニッチな情報まで掘り下げた内容で、新しい知識を得るのにピッタリです。
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・いま最高に面白いラジオ番組「アフター6ジャンクション」をとにかく推したい
荻上チキ・Session-22(TBSラジオ)
・オープニングトーク(OP)
発信型ニュースプロジェクト番組、時事問題の知識を深めるのにオススメです。パーソナリティの荻上チキさんの落ち着いた話し方が好印象で、個人的にはチキさんが語るオープニングトークだけでも聴いてほしいです。時事問題に対する視点や語り口に何度も目からウロコが落ちました。
ジェーン・スー 生活は踊る(TBSラジオ)
・お悩み解消コーナー 相談は踊る
コラムニストのジェーン・スーさんがパーソナリティの情報番組。リスナーからの日々の相談に答える「相談は踊る」コーナーは人との話し方や情報の整理方法の参考になります。
お悩み解消コーナーと銘打ってはいますが、「こうしなさい!」的な上から目線の回答ではありません。あくまで横の目線から、相談内容を整理して相手に答える姿勢が良いのです。
まとめ
ここまで、過去のラジオ番組を聴けるラジオクラウドの紹介をしていきました。
ラジコと比べ多少の制約はありますが年単位でラジオ番組のアーカイブがされており、さらに何度でも聴きなおすことができます。
ここで挙げたメリットだけでなく、ラジオクラウドを通じてラジオ番組の魅力を発見することもできるはず。
この記事を読んで、少しでもラジオに興味を持ってもらえたら嬉しい限りです。