レペゼン、フロウ…ヒップホップでは多くの専門用語があります。
ラップバトルの場でもよく使われている単語の数々。
今回はその中でこれだけ覚えておけばOK!なヒップホップ用語を紹介します。
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使う頻度が高いヒップホップ用語
ライム
韻を意味する言葉。押韻、ライミングとも言います。
英語ではrhyme.
ラップバトルでは押韻は最も重要な要素の一つです。
しかし、意識しすぎて余計な単語を踏んでしまい言葉の筋がブレる場面も多々見られます。
フロウ
ビート(音楽)に言葉をうまく乗せる、歌いまわしを指します。
英語ではFlow.
直訳だと「流れ」「流動」という意味。
バイブス
ヒップホップでは情熱、雰囲気、ときには説得力、といった意味で使われます。
元の単語であるVibeはネット辞書weblioでは「本能的に経験される特有の感情的な雰囲気」とのこと。
バイブスは様々な解釈ができるヒップホップ用語です。
上がる、下がる、熱くなる、ときには伸びる…その時々で使われ方が様々です。
パンチライン
ヒップホップではいわゆる決め言葉、相手の核心を突く言葉、を意味します。
英語ではPunch line.
本来は「小話のオチ」を意味する言葉のようです。
バトル中にパンチラインという単語自体を使うことはあまりないようです。
レペゼン
何かを代表する、背負っている、といった意味になります。
英語ではrepresent.
直訳だと「代表」という意味。
「レペゼン(地名)」と言えばその地名を代表してきているぜ!という表明になります。
バトル中だけでなく、自己紹介の際に使われることもあります。
バトルでは「ライム」「フロウ」「バイブス」の3つの要素が特に重要です。
バランスタイプのMCもいれば、3つの内どれか一つのスキルに特化したMCもいます。
それ以外ではバトル中の決め台詞「パンチライン」。何かの地域を代表してきているといった意味の「レペゼン」も良く出る用語のひとつです。
上記以外に知っておきたいヒップホップ用語
上記以外にもまだまだ多くのヒップホップ用語があります。
このあたりも知っていればよりラップバトルを楽しめると思いますよ。
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a.k.a
ニックネーム、またの名は~といった意味です。
英語のalso known as.
それを略してa.k.aと使われるようになりました。漢 a.k.a GAMIなど、ラッパーネームに使われる場面が多いです。
アンサー
バトルの中で相手の発言に答えることです。
英語ではanser.
相手の発言を受けてしっかりとアンサーを返す。これを即興でできるMCは本当に凄いです。
イル・ドープ
キテるやつ、やばいやつといった意味です。
相手ではなく、自分に対する言葉として使われる場面が多い。
サンプリング
過去の名曲の歌詞や以前のバトルの盛り上がるところを抜き出して引用すること。
観客の知識が乏しいと気づかれず(上がらず)に流されることもある。
英語ではsampling.「見本抽出」といった意味。本来はヒップホップのバックトラックの元ネタを指す言葉。
プロップス
ファンの支持を得ているかという意味。ラップで収入等を得ている、ラップで食えているか、といった意味でも使われます。
英語ではprops.小道具や支柱、支えといった意味を持つそうです。
マイメン
親友、友人という意味。
用語の通り友人やラッパー仲間のことを指して使われます。
ワック
wack.
ダサい、下手くそ、偽物といった意味で使われる。
主にバトル相手を揶揄するときに使われます。
元の用語はWack.直訳では奇人、変人と訳せます。
ワナビー
Wannabe.
したがり、なりたがりという意味。
青臭い若手や、雰囲気はあるけれど技術が伴っていないラッパーに対して使われます。
まとめ
普段はあまり聞きなれないヒップホップ用語。ですが、意味を知ることでMCバトルをより楽しめるようになります。
これらの用語を覚えたあとにお気に入りのバトル動画を見てみてはいかがでしょうか。また違った魅力が発見できるかもしれませんよ。
日本語ラップへの愛情が熱いCreepyNutsのR-指定は中学生時代、TSUTAYAのレンタルで様々なアルバムをディグっていたと語っています。
(詳細はこちらの記事を参照⇒【書評】「Rの異常な愛情」圧倒的な情報量!!プレイヤー視点からのリリック解説がおもしろい!)
いまは、当時と違いサブスクリプションサービスによって様々な作品をすぐに聴くことができます。バトル中のビートやサンプリング元の音源の理解が深ければ深いほど、MCバトルはより楽しめることができます。
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そんな人には以下の記事も参考にしてみてください。
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