MCバトル、面白いですよね。フリースタイルダンジョンやYOUTUBEで楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
いわゆるバトルMCの中には音源に力を入れている人も多くいます。そこで今回はサラリーマン目線からおすすめしたいヒップホップラッパーDOTAMAさんについて解説します。
元サラリーマンラッパーDOTAMA
1984年栃木生まれ。
高校時代にヒップホップに目覚め、高校卒業後はホームセンターで働きながら音楽活動を開始したようです。
27才の頃に脱サラし、現在ではラップ一本で活動を続けるヒップホップミュージシャンです。
ディス連発のバトルスタイル
戦極 MCBATTLE2013,2014年での優勝や2016年のUMB本戦での準優勝など、数々の大会で実績を重ねている実力派MC。
真っ白なスーツとメガネというおよそラッパーとはかけ離れたイメージです。
しかし、ひとたびマイクを握ると力強い高い声と相手をまくし立てるように相手をディス(罵倒)りまくる。
そのバトルスタイルはフリースタイルダンジョン内で「ディスの極みメガネ」と名付けられるほど。
実は音源にも力を入れています
バトルMCとして一躍有名になったDOTAMAさんですが、活動初期から音源制作にも力を入れています。2005年に「DOTAMA EP」を自主制作し2007年には音楽レーベル「術の穴プロダクション」に所属。2016年12月には自身初のベスト盤となる「DOTAMA BEST」を発売しています。
最近ではロックバンド「FINAL FRASH」にボーカルとして参加するなど、活動の幅を広げています。
20~30代のサラリーマンが思わず共感してしまう楽曲
元サラリーマンという経歴を生かした社会をチクリと刺す曲が多いのが特徴です。
初めて音源を聴く方にお勧めしたいのが「リストラクション~自主解雇のすすめ~」「通勤ソングに栄光を」。この2曲は多くの勤め人の心に刺さるはずです。
リストラクション
御社のような会社で働くことが苦痛になりました
リストラクション自主退社、ベストな退職の仕方だ
(「リストラクション~自主解雇のすすめ~」より)
「不景気だからと不安を操作、リーマンショックがスポンサー」はサラリーマンに突き刺さるパンチライン。
仕事でむしゃくしゃしたときに良く聴きます。
通勤ソングに栄光を
フリーター リーマン 殺し屋だって通勤時間を持て余す
朝の時間をうまく使えば君も立派な労働者
(「通勤ソングに栄光を」より」
8bitアーティストのUSKと制作。
通勤中に聴くと今日一日がんばろう。という気持ちになります。
ヒップホップ入門にもおすすめ
最近はMCバトルだけではなくCMやテレビドラマでも見かけるようになったDOTAMAさん。
ドラムンベースのヒップホップ曲ではなく、メロディーラインも意識されていて聴きやすい曲が多いです。
バトルヘッズからのヒップホップ音源入門にもおすすめできるミュージシャンです。