細い線で書かれた文字って綺麗に見えますよね。
いきなり個人的な感想から入ってしまいましたが、そんな私のような細字好きに朗報です。
今回は超定番ボールペンの「ジェットストリーム」。その中で極細に特化した「ジェットストリームエッジ」についてレビューしていきます。
「ジェットストリームエッジ」の商品概要
製品名 | ジェットストリームエッジ |
メーカー | 三菱鉛筆 |
インク | 油性インク |
ボール径 | 0.28mm |
サイズ | 全長143mm / 13.5g |
方式 | ノック式 |
価格(実勢価格) | 約1,000円 |
三菱鉛筆より発売されているジェットストリーム。超低粘度のインクでサラサラとした筆記感覚が特徴のボールペンです。シリーズ累計でなんと年間1億本も売れている大ヒット商品。
2019年12月発売のこのジェットストリームエッジも「ジェットストリーム」シリーズの一つ。もともとのジェットストリームの特徴である超低粘度インクを使用し、世界最小0.28mmの超極細ボールを採用しています。
「ジェットストリームエッジ」レビュー
発売前から何かと話題になっていたジェットストリームエッジ。わたしも発売間もない内に手に入れて日常使いしています。ここからは、わたしが感じた使用感やメリット、(少しの)デメリットを紹介していきます。
現存するボールペンで、最も細字で書ける!
「ジェットストリームエッジ」の最大の推しポイントは0.28mmというボール径の小ささ。これにより、いま現在手に入るボールペンの中で、最も細い字を書くことができます(20年5月現在)。
実のところを言うと、0.28mmのボールペンはこの商品の発売以前から存在していました。同じ三菱鉛筆のシグノやスタイルフィットシリーズがそれにあたります。
しかし、これらの商品は水性のゲルインキを使用したボールペン。油性で最小、0.28mmのボール径を持つのがジェットストリームエッジなのです。
水性インクは油性インクに比べ、少しだけ筆記先の紙ににじみやすいという特徴があります。ですので、実際に紙に書いてみると同じボール径でも油性インクであるジェットストリームエッジの方が細い字が書ける、というわけなのです。
実際に線の太さがどのように見えるか、方眼紙に書き比べをしてみました。
上は油性インクはジェットストリームエッジ(0.28mm)、下の水性インクはジュースアップ(0.3mm)で書いています。
(参考記事 → 極細なのになめらかに書けるボールペン「ジュースアップ」(パイロット))
ほぼ同じボール径ですが水性インクの方が紙ににじんだ分、わずかですが線が太くなっています。
このような特徴があるため、細字が好みの人はもちろん手帳のお供にもオススメです。
ワイヤークリップのデザインが良い
ジェットストリームエッジは、同シリーズにない特徴的な外観をしています。ワイヤークリップとメタリックカラーが特徴的。スリムなペン先のデザインは細かい筆記をする際に書いている部分を見やすくする効果もあります。ですが、ワイヤークリップはラミーのサファリとの既視感を持つ人もいるかもしれません。
しかし、エッジのクリップもメタリックのデザインと合っており、わたしは「これはこれで良い」と思っています。
また、重量感がある外観でありながらわずか13.5gという軽さも見逃せません。低重量ではありますが重心がペン先に寄せてあるので安定して筆記できます。
ジェットストリームエッジのデメリット面
ここまで極細の文字が書けてデザインも良し、と推しポイントを紹介してきました。ですが、実際に使ったからこそわかるデメリットもあります。
まずジェットストリームエッジでは、ジェットストリーム特有の滑らかな書き心地は望めません。例えるならば少しだけ、カリカリと引っかくような筆記感覚。
同じ低粘度のインクを使ってはいますが、同じ滑らかさを期待すると少しガッカリするかもしれません。
また、筆圧が強い人は注意して使用する必要があります。ボール径が小さいため、筆圧が強すぎるとペン先が変形する恐れも。わたしの場合、これが原因かもしれませんが時折書いている文字がかすれてしまう場面もあります。
まとめ
・ワイヤークリップやメタリックデザインが良い
・従来のジェットストリームの筆記感覚とは異なる面に注意
とにかく細字が書きたい!という人や新しいものが好き!という人にはこのジェットストリームエッジはかなりオススメ。個人的にはワイヤークリップがメタリックデザインと合っていて、いい味を出しています。ラミーサファリのクラシックな感じもいいですが、こちらも良いものです。
また、ここで紹介しているのは限定色のオレンジカラーですが、通常版のデザインも洗練されていてオススメ。替え芯は黒赤青の3色があるので、複数本持ちもありかもしれません。
気になった方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。