実のところ、男性にこそ読んでほしい本でした。
現役のトップモデル、富永愛さん。彼女が初めて出版したビューティーブック。10万部以上のヒットになっているとのことで、男性の私も手に取ってみました。
ということで、ここでは「冨永愛 美の法則」(ダイヤモンド社)のレビューを紹介していきます。
目次
【書評】冨永愛 美の法則
書名 | 冨永愛 美の法則 |
著者 | 冨永愛 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
本体価格 | 1,500円+税 |
商品コード | 978-4-478-10979-3 |
世界的トップモデルのランウェイで学び得た自分らしく輝くためのすべて。 冨永愛、初のビューティーブック 究極のツヤ肌、美髪、美しい姿勢と歩き方、ボディメイク、食事、仕事、子育て、セックス、人生哲学……だれもが最高に輝く秘訣を公開。
-商品紹介ページより
冨永愛さんについて
本書の内容に触れる前に、著者の冨永愛さんについて簡単に紹介します。
冨永愛さんは1982年生まれ。17才でNYコレクションでモデルデビューし、以降、世界的トップモデルとして活躍中。近年は、2019年に地上波ドラマ「グランメゾン東京」で民放ゴールデンドラマへのレギュラー出演、2020年には10年ぶりにパリコレのランウェイへ復帰など、いま現在も第一線で活躍している世界的トップモデルです。
本書「冨永愛 美の法則」は、そんな富永愛さんによる初めてのビューティーブックです。
「美しく」あるための美容習慣が分かる
本書はビューティーブックの名の通り、冨永愛さんの美容習慣について知ることができます。
「でも、トップモデルの美容習慣なんて真似できなさそう」
「エステやパーソナルトレーニングとか、結局お金が掛かるんじゃ?」
ここまで読んで、そう感じた方もいるかもしれません。ですが、安心してください。
本書で紹介されている習慣は誰でも行えるものばかり。
例えば、朝の洗顔方法、バスタイムで行うストレッチ、食事のルールや家でできる筋トレなどなど。
このように、あくまで日常生活に取り入れやすい習慣を中心に紹介されています。
本書の習慣を全て実践するのは難しいかもしれませんが、できそうなものから試してみるのがオススメです。
仕事や人生の哲学が学べる
トップモデルの世界は熾烈な競争社会で超実力主義。才能ある人が沢山集まっていますし、それこそ突然仕事が無くなる、といったことも、よくあることだそうです。
ハイファッションの世界で活躍できる確率は、ほんのひと握り。いや、爪の先ほど。 私の存在を完壁に無視するように扱われたこともあった。人としてではなく、まるで物のように扱われ、あっちへ行けと手をヒラヒラとされ、その度に心を打ち砕かれてきた。
-「冨永愛 美の法則」LESSON.6 働く女性が輝くために大切なこと(p143より)
そんな業界に身を置く富永愛さんが自分を見失わなずいられる理由や仕事への哲学、そして、自分自身へどう向き合っているのか。本書で語られる冨永愛さんの言葉は男女問わず参考になるはずです。
男性にこそオススメしたい本
本書は女性に向けた内容。でも、実のところ男性にも読んでほしい本だと思っています。
「でも、美容に興味ないし…」
そう思う方も多いはず。そこで、男性の私が本書を推す理由を紹介します。
・積み重ねの努力を知ることができる
・仕事や人生への向き合い方を考える一助になる
・男性がセルフケアを興味を持つきっかけになる
ここまで紹介したように、日々の小さな努力の積み重ねや、トップモデルであり続けるための哲学は性別問わず一読の価値ありです。
そして、何より男性にもセルフケアの重要さを知ってほしいというのが最大の理由。男性の私も簡単なスキンケアをしていますが、肌がキレイになると人からの印象も良くなりますし、何より自分の気持ちが上がります。
特に美容については、目に見えて効果を実感しやすいのも良いところ。今までセルフケアをしてこなかった人ほど、すぐに効果が表れやすいです。
「少し手入れするだけでこんなに効果があるのか!」
このように、自分自身の変化に驚くはずですよ。
まとめ
「冨永愛 美の法則」はビューティーブックという触れ込みですが、ビジネス書・教養書のジャンルとしても読める内容。文章が多く読みごたえがあります。出版社が経済、ビジネス書最大手のダイヤモンド社というのもその理由かもしれませんね。
本書では富永愛さんの人生哲学や、美容メソッド、もちろんファッションに関する話などが数多く紹介されています。本書では「人からどう思われるか」ではなく「自分がどうありたいか」という視点で書かれているのがポイントだと思っています。
また、冨永愛さんが超競争社会で生き残る仕事の哲学や、自身への向き合い方など。個人的には男性にこそオススメしたい本だと感じました。
女性向けの装丁なので、男性はなかなか手に取りにくいかもしれません。それでもぜひ一読いただきたい本でした。ぜひ!!
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