ある日、わが家のAmazon Fire TV Stickがただのスティックになってしまいました。
再購入しようとも思いましたが、いまはPrime VideoだけでなくNetflixも視聴していたので、今回はGoogleから発売しているChromecastを購入。
ということで、ここではGoogle Chromecast(以下、Chromecast)の使用感とAmazon Fire TV Stick(以下、Fire TV Stick)との違いについて紹介していきます。
冒頭のとおり、わたしが今まで使っていたFire TV Stickはただの棒と成り果てました。
理由は単純、付属のリモコンの紛失によるもの。
今まではリモコンではなく専用のアプリで操作していましたが、Wi-Fiの環境を変えた結果操作不能に。
↑アプリでの操作はBluetooth方式ではないため、手も足も出ませんでした
当たり前ですが、Fire TV Stickを持っている人はリモコンをしっかりと保存しておくようにしましょう…。
Fire TV Stickのリモコンを無くしてChromecastを購入した話
Google Chromecastのスペック
Chromecastは直径55cm円形のキャスト端末。TVやディスプレイにはHDMIで接続し、USBで外部電源を取る方式はFire TV Stickと同様です。
また、操作はスマートフォン上で行います。使用の際にはGoogle homeアプリのインストールが必要です。
Chromecastの使用感とFire TV Stickとの違いについて
ここからChromecastとFire TV Stick、それぞれの比較をしていきます。
まず始めに、ラインナップから紹介します。
商品名 | Chromecast 2K対応 | Choromecast Ultra 4K対応 | Fire TV Stick | Fire TV Stick 4K |
価格(税込) | 5,072円 | 9,900円 | 4,980円 | 6,980円 |
サイズ | 51.2mm × 51.2mm/40g | 58.2mm × 58.2mm/47g | 85.9mm ×30.0mm/32g | 108mm × 30.0mm/53.6g |
解像度 | フルHD1080p | 4KUltraHD | フルHD1080p | 4KUltraHD |
オーディオ | 不明(5.1ch対応は確認) | 不明 | Dolby Audio 5.1ch | Dolby Atmos 7.1ch |
リモコン | なし | なし | あり | あり |
商品ページ | Amazon Link | Amazon Link | Amazon Link | Amazon Link |
GoogleChromecastも Fire TV StickもフルHD対応のエントリーモデルと、4K対応の上位機種の2種類が展開されています。
大きな差はありませんが、気になるのがオーディオのスペック。Fire TV Stickではスペックの記載がありますが、Chromecastでは見つけることができませんでした(手持ちの2K対応版では5.1chの対応が確認済み)。おそらく上位機種はFire TV Stickと同じく7.1ch対応かと思われますが、未確認情報なので参考まで…。
再生方法の違い
Chromecastの使い始めは操作方法の違いに戸惑いました。というのも、ChromecastとFire TV Stickは似て非なる再生方法のガジェットだからです。
Chromecastは、動画再生の操作は全てスマートフォン上で行います。再生画面をスマホの画面にするか、Chromecastを接続しているディスプレイにするかを選択する形式。いわゆる、ミラーリングに近い処理です。実際にはChoromecast側で処理をするので、スマホの性能に関わらずきれいな画質で動画を再生できます。また、一時停止や音量操作、早送り等もスマートフォンで行います。
↑スマホでの再生画面、Chromecastボタンをタップして再生ディスプレイを選択します。
対するFire TV Stickでは、TVに移った画面を操作して動画やサービスを選びます。これはFire TV Stickというパソコンをリモコンで操作する、というイメージを持ってもらえればわかりやすいかもしれません。
どちらの操作方法が良いかは人によりますが、わたしはスマホ上で操作が完結するシンプルなChromecastの方が好みでした。
大抵のストリーミングサービスに対応
Chromecastはほとんどの動画サービスに対応しています。スマートフォンで動画を再生するときにChromecastマークをタップする方式のため、大抵のサービスに対応可能。
また、一部でChromecastはAmazon Prime Videoに非対応、といった紹介もありますが、そんなことはありません。他のサービスと同様に再生が可能です。
対して、Fire TV StickではAmazon Prime Videoの画面が起動後のデフォルトとなります。これはPrime Videoをメインで利用する人には良いのですが、他のストリーミングサービスを利用する人にとっては若干のわずらわしさを感じるかもしれません。
リモコンの有無によるメリットとデメリット
Chromecastにはリモコンがなく、操作は手元のスマートフォンで行います。Chromecastのデメリットとして、リモコンを使わないことによる操作時のラグの問題が挙げられます。
ですが、わたしが実際に使用したところ、個人的にはほとんど気にならないレベルでした。
これは私がFire TV Stickでもスマホをリモコン代わりに使っていたため、そもそもラグに慣れている、というのも要因かもしれません。
また、リモコンが無いことによるメリットもあります。そう、リモコンを使わないことそのものがメリットなんです。
わたしの失敗例のように、条件によってはリモコンを無くす=使用不可に陥る場合もあります。ですので、リモコンが無くても接続と操作ができるChromecastの仕様はとてもありがたいのです。
ちなみにChromecastにリモコンはありませんが、スマートスピーカーのGoogle Homeをお持ちの場合は音声認識での操作も可能です。
複数人で使う場合は少々不便かも
ここまで解説したように、Choromecastはスマートフォンで再生した動画をディスプレイに映す方式です。
この仕様が、複数人で利用するときに若干の足かせになります。なぜなら、利用者すべてのスマートフォンに各種ストリーミングサービス、GoogleHomeアプリをインストール(し、ログイン)する必要があるから。
対して、Fire TV Stickならリモコンさえあれば誰でも利用可能。家族や同居人と共有する場合はこちらの方が便利かもしれません。
わたしもストリーミングサービスを家族で利用していますが、家族それぞれのスマホにアプリを入れたりログインするのはやはり億劫です。
ですのでリモコンの代替として機種変更をして余っているスマートフォンを活用しています。必要なアプリをインストールし、それを家族共有のリモコン代わりにしています。
まとめ
- 操作は全てスマートフォンで行う
- 様々なストリーミングサービスに対応
- 家族など複数人での共有にはやや不向きな面も
わたしはリモコンを無くすという不慮の事故(自分のせい)で長年愛用していたFire TV StickからChromecastに乗り換えることになりました。
上で紹介したとおり、どちらも一長一短あります。が、敢えて選ぶとしたら個人的にはChromecastの方が利便性において優れている、と感じました。もちろん、リモコンが無くても使えるという点も見逃せません。
ただし、これは他のストリーミングサービスも併用しているからこその感想です。
Prime Videoしか見ないよ、という人ならFire TV Stickを選んで間違いないと思います。
ぜひ両者の違いを理解して、自分にあったストリーミングメディアを選択してくださいね。
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