ヒップホップの初心者リスナー向けに、オススメの本をまとめました。
初心者向け、なんて偉そうに書いていますが、これらは私自身が実際に読んでみた本。
ヒップホップは過去の歴史や文脈、アーティスト同士の関係性を知ることで、より楽しみが増すジャンルです。
「日本語ラップに興味があるけれど、何から聴けばいいのかわからない。」
「アーティストや歴史など、ヒップホップにより詳しく知りたい。」
ここでは、そんな初心者リスナーにこそ読んでほしい本をまとめました。これらを読めば最速で初心者を卒業できること間違いなしです。
最速で学べる!日本語ラップ・ヒップホップ入門にオススメの本4冊を紹介
日ポン語ラップの美ー子ちゃん
(2023/10/03 21:14:19時点 Amazon調べ-詳細)
本書は日本語ラップの世界をざっくりと把握できる良書。
「いとうせいこう」といったレジェンドから「BADHOP」「Creepy Nuts」といった若手ユニットを紹介するのが本書「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」です。
著者は漫画家でありながらヒップホップのヘヴィリスナーでもある服部昇大氏。
本書では40を超えるアーティストと音源を紹介しており、ディスクガイドとしても優秀。
ヒップホップの音源に興味があるけど、何から聴けばいいのかわからない。そんな初心者の人にこそピッタリ!まさに日本語ラップ入門に最適な1冊です。
★本書の書評記事
ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門
『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』は18年に1日8日にNHK-FMで放送された「今日は一日”RAP”三昧」を書籍化したもの。
著者はライムスター宇多丸、音楽ジャーナリストの高橋芳朗、DJ YANATAKE、渡辺志保の4名。
本書ではアメリカと日本のヒップホップの歴史を交互に紹介。ヒップホップの本場アメリカの歴史を知ることが、日本のシーンをより深く理解する助けとなります。
また、対談形式でも読み進めやすいのも初心者へのオススメポイント。ぜひサブスクリプションサービスで音源を聴きながら読んでみてください。
★本書の書評記事
ジブラの日本語ラップメソッド
「ジブラの日本語ラップメソッド」
日本のヒップホップシーンでは誰もが知るレジェンドのZeebra氏の著作。
本書は楽曲の構成やライミング、リリックの書き方に関してプレイヤーに向けた、いわゆるラッパーの教科書的な1冊です。
Zeebra「StreetDreams」やライムスターの「B-BOYイズム」などを参考に、ライミングやフローの解説がなされています。
主にラッパーを志す人向けの本に書かれた本。ですが、リスナーも音楽的な要素を知ることで、楽曲をより楽しむことができるでしょう。
★本書の書評記事
Rの異常な愛情
(2023/10/03 21:14:21時点 Amazon調べ-詳細)
「Rの異常な愛情」は「Rの異常な愛情」は2018年12月~2019年8月に掛けて開催されたトークイベントを書籍化したもの。
ラッパーのR-指定が日本語ラップへの偏愛を語りつくす内容です。プレイヤー視点からのロジカルなリリックやライミングの解説は音源を聴くときに参考になるはず。
非常にマニアックな内容ではありますが、本書の中で紹介されたアーティスト名や曲名、固有名詞等はページ下部に補足解説を掲載。日本のヒップホップシーンにそこまで詳しくない人も置いてけぼりにされないような工夫がなされています。また、巻末のライムスターのMummy-D × R-指定の特別対談も読みごたえがあり、オススメです。
★本書の書評記事
まとめ
私見ですが、ヒップホップは文脈が重要なジャンルだと考えています。したがって、ジャンルに対する知識が深まると、より音源を楽しむことができるようになります。
(例えば、あの歌詞は過去の名曲のココからサンプリングしている!というように)
また、ここで紹介した本を読むときは、ぜひ本の中で紹介されている楽曲も併せて聴くのがオススメです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Twitterもやっています! https://twitter.com/LIB_blog_reader
わかりやすい記事で参考になりました!