【書評】読みたいことを、書けばいい。(ダイヤモンド社) / “文章力”でぶん殴られる!面白い文章の書き方がイチから学べる本

本書に出会えなければ、私は現在までブログを続けてこられませんでした。

今回はライターの田中泰延氏による文章読本「読みたいことを、書けばいい。」(ダイヤモンド社)の書評です。

【書評】読みたいことを、書けばいい。(ダイヤモンド社)

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書名読みたいことを、書けばいい。-人生が変わるシンプルな文章術
著者田中泰延
出版社ダイヤモンド社
編集者今野良介
本体価格本体1,500円+税
商品コード978-4-478-10722-5

書くことは、たった1人のベンチャー起業だ。

電通コピーライター24年から無職へ。「自分が読みたいことだけ書く」という方針で書きまくり、依頼殺到、読者熱狂。孤高のwebライター鮮烈の処女作。

自分が本当に読みたいことを書ききって、結果として誰かとつながる。

やわらかくて新しい、希望の文章講義、開講です。

-商品紹介より

著者の田中泰延さんは電通で24年間コピーライティング・CMプランナーとして活動。2016年に退職し、それ以降自身を「青年失業家」と称し、主にWeb上でフリーランスで執筆活動をしています。本書が初の著作。

「読者としての文章術」を学べる本

本書は元電通のコピーライターによる文章テクニックを紹介する本、ではありません。本書は自分が読みたいものを書く「読者としての文章術」について書かれた本。著者の田中泰延さんは本書の冒頭で以下のように述べています。

自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでもおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。それが「読者としての文章術」だ。

-「読みたいことを、書けばいい。」6ページより引用

人に向けた文章を書くなら自分が読みたいものを書くことこそが重要、という趣旨ですが、そう言われてもイメージが沸かないかもしれません。そんなあなたにまず読んでほしいのが、田中泰延さんが書いた映画コラム。

参考 マッドマックス 怒りのデス・ロード【連載】田中泰延のエンタメ新党 街角のクリエイティブ

上記は「田中泰延のエンタメ新党」というWeb上の連載で、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」について評論した回。このコラムを読めば「自分が読みたいものを書く」とはどういうことか、よく理解できます。というか、単純にめちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでほしいコラムです。

文章を書くためのイロハが分かる

本書は「自分が読みたいものを書く」ための重要さだけでなく、その具体的な過程についても書かれています。

序章 なんのために書いたか 書いても読んでもらえないあなたへ
第1章 なにを書くのか ブログやSNSで書いているあなたへ
第2章 だれに書くのか 「読者を想定」しているあなたへ
第3章 どう書くのか 「つまらない人間」のあなたへ
第4章 なぜ書くのか 生き方を変えたいあなたへ

-「読みたいことを、書けばいい」目次より引用

この通り、内容はいたってシンプル。文章を書くためのイロハを5W1Hの形式で知ることができます。正確にはWho(誰が)、Where(どこで)が抜けていますが、それは本書の最後を読めばわかります。

本書を読まなければブログを続けていなかった

ここからは「知らんがな」という話になりますが、少しだけお付き合いを。私はこのブログを3年以上続けていますが、本書に出会わなければここまで継続することはできませんでした。

私はブログを初めた当初はブログ 書き方で検索して出てくる手法で記事を更新していました。いわゆる「読み手のペルソナを想定する」「100記事までは毎日更新する」といったセオリー。

「何を書けばいいのかわからない」
「書きたいものがないけど、記事を更新しなければならない」

このように、ブログを書くのが苦行になっていました。

そんな時に本書を読んだわけですが、第2章に書いてあった「だれかがもう書いているなら読み手でいよう」という言葉がスッと腹落ちしたんです。

だが、「いまさら書かなくていいことは書く必要がない」という事実はある意味、ラクなことだ。特段の新しいものの見方も疑問もなく、読み手でかまわないなら、読み手でいよう。どこかで読んだ内容を苦労して文章にしてもだれも読まないし、自分も楽しくない。

-「第2章 だれに書くのか」より引用

以降、本書の「自分が読みたいものを書く」を実践。いつの間にか投稿数は200を超え、月間PVは5万を超えるブログになりました。

なにより一時は苦行だったブログの更新が楽しいものとなったのは、間違いなく本書との出会いがあってこそだと実感しています。

↑10万部以上売れた本ですが、初版を所有しています(自慢)

まとめ

「読みたいことを、書けばいい。」は「自分が読みたいものを書く」ための具体的な方法が書かれた文章読本です。

・自分が何のために文章を書くのかが
・そもそも”何”を書くべきなのか
・人に読まれる文章を書くために必要なこと

本書の内容からは、なぜ自分が文章を書くのかを考え直すきっかけになるはず。

また、エッセイのようにスルスルと読み進められるのも良いところです。田中泰延さんが書く文章のリーダビリティが高く、とにかく面白い。そのため“圧倒的な文章力”という概念でぶん殴られるような読書体験ができると思います。

ブログをはじめ、文章を書く人は必読の1冊。気になった人はぜひ手に取ってみてくださいね。とにかく、購入することが大切です。

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関連リンク

田中泰延さんのツイッターアカウント
https://twitter.com/hironobutnk

田中泰延のエンタメ新党
https://www.machikado-creative.jp/entame_shintou/
上では「マッドマックス」のコラムを紹介しましたが、他の映画の評論もぜひ。現在は更新が止まっているのはちょっと残念です。復活希望。

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