ショートカットキーの活用は仕事が速く終わらせる第一歩。
[Ctrl]+cで選択項目のコピーができる。多くの人が知っているショートカットキーですよね。ショートカットキーは知っているだけでなく、身に付けることで大幅な時短になります。
今回はそんなショートカットキーに焦点を当てたビジネス書、「脱マウス最速仕事術」のレビューをしていきます。
【書評】脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック
(2023/10/03 20:51:23時点 Amazon調べ-詳細)
書名 | 脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック |
著者 | 森新 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
本体価格 | 1,600円+税 |
商品コード | 978-4-478-10922-9 |
2週間でマスター可能&ショートカットキーMAPで復習も簡単!あらゆるソフトの「時短スキル」を1冊で習得!大手企業が続々採用している、満足度97%超セミナーのエッセンスを初公開!
-本書の紹介文より
著者の森新(モリ アラタ)さんはパソコンの時短術に関する発信、講演を行っています。本作はメールソフトOutlookの時短術本「Outlook最速仕事術」があります。
この本の目的はタイトルの通り「脱マウス」。
ショートカットキーを駆使してパソコン作業を効率化する内容について書かれています。
脱マウスは仕事の効率を上げる必須スキル
本書ではキーボードのショートカットキーの紹介が主。ですが、脱マウス≠ショートカットキーを暗記することではありません。
あくまで本書の大目的はマウスの使用頻度を減らすこと。ショートカットキーの活用はあくまで大目的に対する手段の一つ、というわけです。
この本の良いところは「脱マウス」に向けて、1から覚えることができるところ。本書ではこれをマウスダイエット、と読んでいます。
本書では、マウスダイエットについて以下のステップで書かれています。
・STEP.2単一キーでできるショートカット
・STEP.3左手だけでできる組み合わせのショートカットキー
・STEP.4両手を使用するショートカットキー
本書はショートカットキーについての解説が多くを占めます。ですが、[ctrl]+cでコピーで、[ctrl]+vでペーストで…という丸暗記の方式は取っていません。
まず初めに、キーの役割を覚えるところから始まります。普段何となく使っているけれど、あまり理解していないキーってありますよね。
[tab][ctrl][shift][alt][Esc]…etc
これら、数字やアルファベットが振られていないキーを本書では母体キーと呼称。脱マウスの第一歩は母体キーの役割を覚えるところから始まります。
[Windows]:使用中のアプリではなく、ウィンドウズそのものを操作する
[Alt]:最前面にあるアプリのボタン操作を行う
このように母体キーの役割を理解することで、ショートカットキーを丸暗記することなく、体系的に覚えることができるのです。例えば、[Ctrl]と組み合わせるショートカットキーなら、最前面にあるアプリ上の操作を簡略化できるのだな、といったように考えることができます。
また、ショートカットキーについても、単体のキーで使えるショートカット、左手だけでできるショートカット(右手のマウスと併用)、両手を使うショートカット、と段階を踏んでいて分かりやすい解説となっています。
まとめ
ショートカットキーを身に付けると、仕事の効率が驚くほど上がります。
私も普段からショートカットキーを使っているつもりでしたが、ほぼ丸暗記。本書で体系的に本来のキーの用途を学ぶことで、より仕事に活かせるようになったように実感しています。
また、本書には切り離して使える「ショートカットキーMAP」が付いています。ここでは一部しかお伝えできませんが、実はこれがもの凄く便利。
私の場合はこれをいつも使っている手帳に忍ばせて使っています。
ということで、「脱マウス 最速仕事術」は仕事でパソコンを使う人すべてにオススメできる1冊。仕事を速攻で終わらせたい!という人はぜひ本書を読んでみてくださいね。
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