人に不親切をした話

私は個人的に「人に親切にする 」という信条を持って日々過ごしています。

こんなふうに書くと偉そうに聞こえますよね。大丈夫です、あくまで自称ですから。

今回は、そんな私が人に不親切をした話です。

人に不親切をした話

先日、通勤中に街中で声を掛けられました。

声を掛けてきた相手は、60代前後の男性。何日も洗っていないだろう洋服に手荷物も無し。腰が低すぎるくらいの丁寧さでした。

私は失礼ながら、ホームレスの人かな、という印象を持ちました。

立ち止まって話を聞くと、どうやら大型のターミナル駅に行きたいと言います。

そして、電車ではなく徒歩で向かいたい、どの方向に歩いていけばいいか、とのこと。(あとから調べたところ、そこからゆうに2時間はかかる距離でした)

そんな相談を受けている、自称人に親切にする私は、

(ちょっと面倒だな)

(会社の同僚に見られたら恥ずかしいな)

という感情を持っていました。

そして、その感情が、その時の受け答えにも表れていました。

「多分あっちのほうかな。」

なんてカンで方角を指さしてみたり。

「あの大通りへ出てみれば看板があるかもしれないですよ。」

なんてお茶を濁すように、やり過ごすようにしてその場を去りました。

その後、結局彼がどの方向に向かったのかもわかりません。もしかしたら別の歩行者に同じ質問をしたのかもしれません。


 

ここまで読んでいただいた人、ごめんなさい。この話にはオチも教訓もありません。

ふいに自分の厭な一面と向き合うことになった、それだけの話です。

あの場で、たとえばスマホの地図アプリで方角を伝える、もしくは近くの交番を案内する等の方法があったでしょう。

それでもそれらの方法を取らなかった。言い訳すればテンパっていたのもあります。

ですが、ときに、相手によって自分はこうも不親切な対応をするんだな、と自分自身に思い知らされた日でした。

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