デザイン性に優れたワイヤレスイヤホンが欲しい。けれど、音質面も妥協したくない。
そんなワガママな自分の希望にピッタリあったのがクリプシュの完全ワイヤレスイヤホン「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」です。
ここでは、このイヤホンを実際に購入した感想や使用感。オススメのポイントを紹介していきます。
「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」の概要
商品名 | Klipsch T5 TRUE WIRELESS |
メーカー | KLIPSCH(クリプシュ) |
種類 | 完全ワイヤレスイヤホン |
カラー | シルバー/トリプルブラック(台数限定) |
電池持続時間 | 最長32時間(本体8時間+充電ケース24時間) |
防水性能 | 防水保護等級IPX4準拠 |
クリプシュはアメリカ合衆国・インディアナ州の音響メーカー。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが創業は1946年の老舗。そのクリプシュの完全ワイヤレスイヤホン第一弾として発売されたのがこの「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」です。
(2020.12.27追記)
2020年12月には後継機である「Klipsh T5 II True Wireless」が発売されました。こちらも実際に購入してレビューしてみましたので、良かったら読んでみてください。
T5 IIはZippo調のデザインは継承しつつ、音質面で確かな進化が感じられる逸品に仕上がっていました。
実際の使用感と感じたメリット
高級感のある充電ケース
私も実際に「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」を手に入れましたが、購買に至った大きな理由の一つが洗練された外観です。
まず本体を収納する充電ケースがZippoを思わせる形状で高級感があります。実際の金属を素材に作られているので質感も良好。
個人的には数多くのワイヤレスイヤホンの中でもケースの高級感、デザイン性はNo.1ではないかと確信しています。
音質も良い!
思わず初めにケースを推してしまいましたが、もちろん音質も折り紙つきです。
実際に視聴してみると中音から高音域の抜けが良く、しなやかで綺麗な音作りがされています。低音もしっかりと有りながら柔らかい音質。私は普段POPSやR&B、HIPHOPを良く聴いていますが、ボーカルの音が華やかで長時間聴いていても疲れにくいと感じました。
「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」の前はSONYのワイヤレスイヤホン※(完全ワイヤレスではない)を使っていましたが、正直音質の違いに驚きました。
聴いていて音の広がりを感じられる、たとえるなら自分の周りにドーム状の空間ができるような感覚で、心地よく音楽に浸ることができます。
Column
以前使用していたのは「SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン MDR-EX31BN」という商品。
音質も良く(SONYっぽいニュートラルな感じです)、ノイズキャンセリング機能もありながらリーズナブルな価格が魅力のイヤホン。手軽にノイズキャンセリングを体感したいならこちらもオススメです。
装着感や利便性など
イヤホン本体もシンプルで高級感のあるデザイン。装着感も良く抜け落ちの心配はありません。ですが、イヤーフック等の脱落防止の形状ではないため、ジムやランニングといったスポーツとの相性は良くないかもしれません。
自動ペアリング機能も便利です。はじめに設定をしてしまえば、それ以降はケースから本体を取り出すだけで自動でペアリングしてくれます。
また、8時間もの連続再生が可能というバッテリー持ちの良さもポイント(他の商品では4時間~6時間程度が一般的)。充電ケースと一緒に持ち運べばバッテリー切れを起こす心配はほぼ皆無でしょう。
そして実は重要でありながら見落とされがちなのが無線の品質。私は主に通勤で使用していますが、地下鉄や人混みの多いターミナル駅でも混線が起こることはまずありません。たまに音が途切れるようになる場合はありますが、接続が切れてしまうことはありませんでした。
安価なイヤホンだと、人が多い場所に行くと接続が切れてしまう場合もままある様子。その点、「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」ならその心配はほぼ無いと言っていいでしょう。
ちょっと残念な部分も
と、ここまで絶賛し続けてきましたが、まったく不満が無いわけではありません。
もし、このページを見て実際に購入した時に「こんなハズではなかった」と思わないよう、現時点で私が感じている懸念点をいくつか挙げていきます。
まず一つに「ノイズキャンセリング機能はない」という点。通勤通学で使用する場合、地下鉄内や駅構内では環境音が気になる場面があるかもしれません。ですが、個人的にはイヤホン本体の装着時に密着性がありそれだけで遮音効果は十分だと感じています。
どうしてもノイズキャンセリング機能が欲しい!という場合は同価格帯のSONY「WF-1000XM3」との比較検討がオススメです。
また、「イヤーピースが独自機構」というのもいただけない点です。これは、コンプライなどのサードパーティ製イヤーチップを使用している人には残念なポイントでしょう。
とはいえ、イヤーピースのサイズはS/M/Lの三種類が用意されていますのでご安心を。装着感が気になる人は実店舗での視聴をしてみるのも有りだと思います。
まとめ
ということで、音質も良く洗練されたデザインが魅力の「Klipsch T5 TRUE WIRELESS」の紹介でした。
初めてのクリプシュ製品の購入でしたが、さすが米国No.1とも評されるメーカー。中音から高音の伸びが綺麗で、個人的にめちゃくちゃ好みの音質でした。
今まで日本では同社の製品をあまり見る機会はなかったのですが、2019年9月、この「T5 TRUE WIRELESS」モデルより販売代理店がONKYOに変わったようです。なので、今後よりクリプシュ製品が手に取りやすくなるかもしれませんね。
最後に、個人的な推しポイントとして、「同じイヤホンを使っている人がほとんどいないこと」のも魅力の一つとして挙げておきます。良い物を使いたいけれど、みんなが使っているのはちょっと…という人。ぜひこのT5を検討してみてはいかがでしょうか。
2020年3月にスマホアプリ「Klipsh Connect」がリリース。このアプリによってイコライザ設定が可能になりました。
元々良いT5の音質を自分好みにカスタマイズすることが可能です。T5を手に入れた人はアプリのインストールを忘れないようにしましょう!
【画像付き】「Klipsh Connect」でイコライザ設定をする手順 / アプリでKlipsh T5 True Wirelessにより豊かな音色を!
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