【書評】マンガでわかりやすい”日本語ラップの入門に最適な1冊「日ポン語ラップの美-子ちゃん」

音源が多すぎてどこから聴いていいのか途方に暮れる…。
MCバトルからか日本語ラップに入門した私。まさにこんな状態でした。

もちろん、手当たりしだいに聞いていてもいいのです。とは言え、そのジャンルの簡単な歴史は抑えておいてソンはないはず。

そこでオススメしたいのが、

「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」

です。

「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」とは

「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」服部昇太さん作のマンガ。
主人公は日本語ラップに詳しすぎる美ー子ちゃん。彼女が日本のヒップホップアーティストをレコメンドしてくれるマンガです。

ヒップホップ×少女マンガという異色な組み合わせ。ですが、これが不思議と合っているのです。

ちなみに、主人公の美ー子ちゃんは、1970年代「ボールペン習字通信講座」通称日ペンの美子ちゃんをオマージュしたキャラクター。
著者の服部昇太さんはこのマンガがきっかけで、現在6代目の美子ちゃんの作者に選ばれています。

ディスクガイドとして優秀


マンガだけでなく、必ずディスクレビューがあります。日本語ラップ初心者に一番おすすめな点はまさにココ!

マンガだけでは説明しきれないアルバムの内容や、アーティストの補足解説によって理解が深まります。

マンガだからわかりやすい


本書では40を超えるアーティスト、音源の紹介をしています。正直かなりの情報量ですが、そこはマンガ表現によってすらすら読み進めることができます。


世間のヒップホップに関する誤解。それらに対する美-子ちゃんのパンチラインも見どころの一つです。

クラシック(名盤)から最新の音源までカバー

紹介するバランスが取れているのも本書の良いところ。アンダーグラウンドからメジャー、ライトからコアな内容まで幅広く紹介しています。
ここで紹介されているクラシック(=名盤)を抑えておけば、ある程度「知ったふり」できること間違いなしですよ!

 

まとめ

日本のヒップホップの歴史は他のジャンルに比べて浅いですが、それでも数十年の積み重ねがあります。
また、フリースタイルダンジョンを始めとした日本語ラップの盛り上がりにより、多くのアーティスト(ラッパー)が登場。日々新しい音源がリリースされています。

そんな今の流行りに追いつきつつも、基本の流れは抑えておきたい。そんな人にぜひ「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」は読んでほしい1冊です。

関連リンク

服部昇太さんのTwitter → https://twitter.com/hattorixxx
オマージュ元の日ペンの美子ちゃんのTwitter → https://twitter.com/nippen_mikochan

ちなみに、日本語ラップの歴史をもう少し深掘りしたくなったら以下の記事が参考になると思いますよ。

ヒップホップの歴史を最速で学べる教科書が出てしまった/『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』

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