「バレットジャーナル」という単語をご存じでしょうか?
女性向けの映える・盛れる手帳術と紹介されることが多いバレットジャーナル。
ですが、実はビジネスパーソンにこそおすすめしたい手帳術、もとい整理術なんです。
ここでは、一般的なビジネスマンの私がバレットジャーナルを実践して感じたメリットを紹介していきます。
仕事に使える!バレットジャーナルのメリット
映えるデザインだけじゃない!本質は情報整理術にあり
バレットジャーナルと聞いて凝ったデザインの手帳術、とイメージする人も多いかもしれません。
ですが、いわゆる盛れる・映えるデザインやはバレットジャーナルの特徴の一部。
本質は情報の整理方法にあります。
事実、バレットジャーナル生みの親であるライダー・キャロルさんは小学生の頃に注意欠陥障害(ADD)という発達障害と診断されています。
発達障害の「気が散りやすく、一つのことに集中することが難しい」という症状を乗り越えるために考え出された情報整理術。それが、バレットジャーナルなんです。
実際にライダー・キャロルさんは著作「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」でこう記しています。
こうして、混乱しがちな頭のなかを整理するための、実用的ではあるけれど融通のきくツール(注:バレットジャーナルのこと)が誕生した。このノートを活用するようになってからだんだん気が散らなくなったうえ、しなければならないことが多すぎてお手上げ状態になることがなくなり、生産性もぐんとアップした。
ですので、仕事に追われるビジネスパーソンにこそバレットジャーナルがおすすめ。というわけなんです。
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ちなみに上記の書籍は別記事でレビューを書いています。よかったらこちらの記事も読んでみてください。
スケジュール帳、ToDoリスト、備忘録も1冊にまとめられる
バレットジャーナルは、スケジュール帳、日記、備忘録、ToDoリスト、スケッチブックといった機能を1冊のノートにまとめる整理術です。
普通に考えたら「そんなことムリじゃない?」と思いますよね。
ここから少しだけそんなことができるんです!という理由を簡単に説明します。
バレットジャーナルは様々な「モジュール(組み立てユニット)」で構成されています。
いきなりモジュールと言われても「?」と感じると思います。この時点ではモジュール=レゴの1ピースに相当するイメージを持ってもらえれば大丈夫。
このモジュールを組み合わせることで、あらゆる機能を持ち合わせ、かつ柔軟性のあるノートが出来上がる。というわけです。
Column
私は今まで仕事中に覚えておきたい情報があったら、とりあえずその場にあるツールに書き出していました。ポストイット、手帳の空欄、スマホのメモ機能、ある時はデスクの上にある用紙の隅、などなど。
その結果、以前メモした情報が必要となったとき「アレ、どこにメモしたんだっけ?」となることもしばしば…。
しかし、バレットジャーナルを始めてからは、
何かあったらとりあえずバレットジャーナルに書き込んでおく。
という動作を忘れずに行うだけ。メモした情報を後から確認するのも簡単です。
とりあえずノートに書き込めばいいし、思い出す時もノートを見ればすぐに思い出せる。
そう考えるだけで以前と比べ、かなり気楽になりました。
仕事の効率・生産性が上がる
私がバレットジャーナルをおすすめしたい理由。それは、仕事の効率が格段に上がるからです。
バレットジャーナルの名前は箇条書きのドット(・ ≠ Bullet)に由来したものです。
その名の通り、箇条書きで、短く書きだす特徴を持つ整理術。
ノートには仕事上で実際に取り組んでいるタスクだけでなく、今後取り組むべきこと、さらには将来的に取り組みたいこと全てを箇条書きで書き出します。
では、箇条書きでなぜ仕事の効率が上がるのか?
私見ですが、タスクを箇条書きにすることで、自然と一つの仕事に集中することができるからだと実感しています。
アメリカでベストセラーになった書籍「シングルタスク」でも、一つのタスクに集中することで「効率」と「生産性」を最大化させると科学的に説明されています。
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つまり、箇条書きが前提のバレットジャーナルを使うことで自然とシングルタスク思考になる。なので仕事の効率も上がる、というわけです。
Column
様々な仕事を同時にこなすことをマルチタスクといいますが、マルチタスクは限られた脳の構造を持つ人にしか適さない思考法だと言われています。
仕事Aをしていたら仕事Bを思い出し、同時進行していたら今度は上司から仕事Cを頼まれる。その結果どれかの仕事が抜けてしまう…なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。
例えば仕事が多すぎて回らない!と感じている人は、やるべきことを全てノートに書き出してみましょう。
きっと、ごちゃごちゃした思考がすっきり整理される感覚になると思いますよ。
まとめ
・バレットジャーナルの本質は情報整理術にあり
・スケジュール帳やToDoなど、あらゆる機能を1冊にまとめられる
・シングルタスク思考になり、仕事の効率が上がる
わたし自身、ものは試しとバレットジャーナルを始めました。
そして、日々使っているうちに「コレはめちゃくちゃ仕事に役立つ!」と確信するに至りました。
何か覚えておきたいことがあったら、とりあえずノートに書き込んでおく。それだけで、いま、目の前の仕事に集中することができます。
また、たった一枚のノートと一本のペンで始められるのもバレットジャーナルの魅力。
気になった方はぜひとも試してみてください。きっと仕事の効率が上がるはずですよ!
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