先日、会社の昇進試験で小論文を書く機会がありました。
とはいえ、小論文を書くなんて学生時代以来。あらためて学び直すため、参考書を購入しました。
ここでは、私が参考にした「落とされない小論文」を紹介します。
目次
「落とされない小論文」概要
著者は論文添削サイト「ウェブ小論文塾」の代表の今道琢也氏。
多くの答案を分析した結果、小論文を書くときに陥りがちな12種類のミスを発見。その内容をまとめたのが本書「全試験対応!落とされない小論文」です。
私自身、本書を読んで小論文テストに挑みました。その際に本書で参考になった部分を少しまとめてみます。
小論文のルールを学べる
「そもそも小論文ってどう書けばいいんだっけ?」
恥ずかしい話ですが、当時の私は小論文の書き方を忘れていました。
本書では初めに小論文を書く際のルールが記載されています。これが、非常に参考になりました。
例えば、
・文体は「だ・である調」で書いたほうがいい
・「段落分け」をするタイミングは300字~400字を目安にする
・「〇〇字以内」「〇〇字程度」といった指示に対してどれくらいの分量を書けばいいか
など等、基本的な内容をイチから学ぶことができます。
悪い答案と良い答案を比較できる
低評価と高評価、二種類の答案を比較できるのが本書の特徴。
(上記p5より抜粋)
二つの答案を見比べることで、どこが低評価について繋がるかを具体的に理解することができます。
また、記載されている問題も大学受験、公務員試験、昇進試験と幅広くバランスが取れています。
自分の目的と異なる試験内容でも通しで読むことで、まさに「落とされない小論文」の書き方がわかるようになってきます。
まとめ
やってはいけない書き方を知ることで、逆説的に正しい小論文が書けるようになるのが本書の特徴。
学生向けの内容が多い小論文の本ですが、社会人でも参考にしやすいのが本書です。
個人的には本書を読んで「何を問われているかを正確に判断する」「具体的に答える(一般論に終始しない)」「文章量のバランスに気を付ける」という3点に特に気を付けました。
その結果もあってか、昇進試験は無事にパスすることができたのです。
昇進試験や資格試験で久々に小論文を書くことになった。そんな機会があったらぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
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参考情報
ウェブ小論文塾ホームページ http://www.ronbun.net/